ときめき!趣味の外国語

教育についてのWebサイトときめき!趣味の外国語のカタコト英語のススメ



発音よりも心の伝え方を意識する

母国語以外の言葉を学ぶうえで、難しいのが発音です。アメリカ人が話すように英語を話すことはなかなかできないでしょう。これはある程度しかたのないことです。外国人が日本語を話すときだって、日本人とは違う発音やイントネーションになってしまうのですから、お互いさまです。

きれいな発音ができればそれに越したことはありませんが、そこまでいかなくても言葉の存在意義は「意志や気持ちを伝えあうこと」ですから、相手の言いたいことがわかり、こちらの気持ちを伝えることができれば、まずはよしとしましょう。こうした気持ちを持つことで、外国語を話す人との交流が深まります。交流が深まれば、ネイティブの発音を聞き取るチャンスが増えることにもなります。あなたがカタコトの外国語で熱意を込めて気持ちを伝えれば、相手も同じくらい熱意を持って返してくれます。そのとき、相手の口からはネイティブの発音が聞こえてくるはずです。意志を伝えようとする心の動きに、ネイティブの発音が返ってくる。これはある種の「体を使った体験」であり、記憶に残りやすい方法といえます。こうしたやり取りを通じるうちに、自然に発音も上達してきます。
発音に重点をおいてコミュケーションを取ろうとするのではなく、コミュニケーションに重点をおいた上でついでに発音も聞き取っちゃう、というくらいの気楽さで語学に触れてみてください。

学校の教科書は忘れてもOKです

学校で使う教科書はとてもよく作られています。なるべく短いページで、基本が学べ、応用することもできるように設計されています。同時に、習熟度テストや入学試験といったことにも関連してきますので、ページに記載された内容はひととおり理解し、覚えなくてはなりません。新出単語がどっさり出ることもザラ。活用形も抑えなければなりません。

このサイトで強調しているのは、あくまでも「楽しみとしての外国語」ですので、記憶力や応用力などは問いません。
もし、外国語を楽しむために学校の方式がさまたげになるように感じるのでしたら、このさいですからひとまずわきへうっちゃってください。
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趣味として外国語をはじめるのですから、過去の形式にこだわる必要はありません(もちろん、学校の方法がよくないという意味ではありませんよ)。

好きな曲の歌詞を覚えたいのならそれだけを、スラングをマスターしたいのならスラングを、お気に入りの映画のある場面だけをピックアップして学ぶ方法だっていいんです。趣味なのですから、あなたの「好き」な入り口から入っていってかまわないのです。

文法はジャマものなの?

文法とは話したり、文章を作ったりするときのための「ルール」です。したがって、文法はとても大切です。おろそかにすることはできません。
おろそかにすることはできないのですが、文章のルールである文法にのっとって言葉を話そうとすると、なかなか思うように文章が作れません。
なぜなら、文法は単純ではなく、複雑だからです。
言葉を並べる順番、現在形や過去形、接続できる前置詞の種類、など、ひとつの文章をとってみても適用されるルールが多岐にわたります。そのつど判断しながら会話をし、文章を作るなど、至難のわざでしょう。

それではなぜ、外国語をぺラぺラ話せる人はあんなに素早く文章を組み立てることができるのでしょう。
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それも文法にしっかりとのっとって。
それは、文章そのものを覚えているからです。いくつもの文章が頭の中に入っており、単語を入れ替えることで文章を作っているのです。
日本語で話すときのことを考えてみると、よりわかります。たとえば「女子会」で盛り上がる場面を思い浮かべてみてください。次から次へと打ち明け話が広がっていくでしょう。そのとき、日本語の文法を考えながら話すなんてことはありません。頭で考えたことをほとんどダイレクトに言葉にしている。そしてそれをあとで検証してみると、おおむね日本語の文法にのっとっている、という実感がわくはずです(もっとも会話に関しては、完全に文法どおりとはいきません)。

したがって、文法を学ぶ前に、文章をいくつか覚えてしまいましょう(映画のセリフでも旅の英会話手帳からの抜粋でもなんだってかまいません)。
そうしてそのあとで、その文章に適用されている文法というのを調べてみます。文章の原理がわかってくることと思います。そうなったらこっちもの。徐々に応用力がついてきます。

文法を理解するためには、
(1)まず、文章をいくつか覚え、
(2)その文章に使われている文法を分析する。
この順番をお試しください。

発音をニホンゴで書いてみる

アルファベットの文章に、日本語でヨミガナを振る方法も使えます。このときに、ちょっとしたコツがあります。それは「慣用的」なヨミガナを振らないことです。例をあげてご紹介します。

たとえば、Water(水)という単語がありますね。慣用的なヨミガナは、「ウォーター」です。けれども、実際の外国人が発音するのを耳で聞くと、「ワーラー」のような感じに聞こえるはずです。早口の場合なら「ワラ」と聞こえるかもしれません。
「Did you understand me ?(わたしの言うこと、わかる?)」というセリフに慣用的なヨミガナを振ると「ディド ユー アンダースタンド ミー」となりますが、より聴覚的なヨミガナでは「ディジューアンダスタンミー」となりそうです。

ここでのポイントは、あなたの耳に聞こえたようにヨミガナを振る、ということ。この方法は、表記したヨミガナが実際の発音に近いため、耳で聞き取ったときの「音(発音)」を思い出させやすくしてくれます。ノートでは「ウォーター」、実際には「ワーラー」というように頭の中で言いかえなければならない方法は、覚えるためにもストレスであり、こんがらがってしまう原因です。

耳で聞き取った表記が正確かどうかというのもあまり問題ではありません(そもそもアルファベットの発音をカタカナで表記することが便宜的な方法です)。あとからあなたご自身でヨミガナを見返したときに、発音の雰囲気を思い出せればそれでOK! 聞こえたとおりに振ったヨミガナは、あなたの私的なメモなのですから、アタリもハズレもありません。アクセントがある部分のカタカナは丸で囲うなど、さまざまに工夫することもできます。

恥じらいを捨てよう!カタコト語

「ペングリム」って、なんのことだかわかりますか? 「ペンギン」のことで、スペイン語のナマリが入っています。
外国語をネイティブ・スピーカーのように話す必要はどのくらいあるのでしょうか。ここでは英語を例にあげて考えてみたいと思います。

英語は多くの国で話されています。母国語以外の言語(第2言語など)として活用されているということです。
英語を第2言語とする彼らは、ネイティブ・スピーカー並にペラペラなのでしょうか。もちろん、ネイティブ並に話せる人もいますが、必ずしもそうとは限りません。個人差があり、国によってなまりもあるものです。けれども、だからといってコミュケーションがとれない、ということはまず起こりえません。

ナマリがきつくても、発音がネイティブに劣っていても、意志の疎通は充分にできます。冒頭にあげた「ペングリム」もネイティブの発音とは異なっています。ですが、意味はちゃんと通じるもの。1回で通じなければ身振りを交えてくり返せばいいのですから。
大切なのは、ネイティブ並の発音ができなくても「恥ずかしがらないこと」。そして「恥」だと考えないことです。
カタコトなんてご愛嬌。日本語ナマリも大歓迎。なめらかに話せというほうがムチャなくらいです。
外国語はカタコトで充分。そんな気構えで気楽に話すようにしましょう。そうしていつか気がつけば、カタコトのぎこちなさも薄れてなめらかになっていることでしょう。

おまとめ

外国語を学ぶためのコツをいくつかご紹介してきましたが、どれも「効果絶大」をうたうものではありません。アレンジすることはもちろん可能ですし、ほかにもっといい方法だってあるかもしれません。
強調しておきたいのは、「楽しみ」のために語学をやる、ということ。
そして、「あなたの好きな方法」で「楽しむ」ということです。
紹介した方法は参考までにとどめておき、あなたオリジナルの「楽しい語学」を追及してください。それこそが「楽しむ」秘訣なのですから。